I'm lovin' U

Monday, December 06, 2004

第3章

8月1日午後
気づけば雨はやんでいた。しかし空は相変わらず曇っている。バスはリジャイナを出ると晩飯が待つウィニペグへと向かう。第2章からのこのだらだらとした文章はバスからの景色の現れである。まわりには何もなく、まっすぐ続くこの景色はどこまで続くのだろうか。ちょこちょこある農村等がたまにあるがあとは何もない土地だ。口じゃあ説明が難しいが簡単に言えば”何もない平地”ということだ。この先にある感動を求めて期待だけが膨らむ。ドレッドの兄ちゃんはヘンプを朝から編んでもう2個のブレスレッドを作り終えていた。いかに暇な時を過ごしているか伝わるだろう。プツッ。ん?まさか・・・。そう俺の唯一の癒し道具CD-Playerがとうとうバッテリー切れ。ここから晩飯までは想像に任せよう。まぁその途中でマニトバ州に入るが州が変わったからといって景色が変わるわけではない。さっきの平地の続きである。
そしてマニトバ最初の町はブランドン。日本で言うと町というより市といった感じの場所だ。俺はここでこのたび初めてまともな食事を取る。今までバスターミナルにはドーナツ屋、売店などしかなかったが、やっと”食事”がとれる。まぁここは無難に日替わりスペシャルを頼んだ。チキン、フライドポテト、そしてパンである。ん~このメニューが豪勢に感じることができるのは、これが一生で最後にしてほしいものだ。俺は十分満足だった。ここで飯を食ったのはウィニペグで乗換えがあるからだ。だから放送を聞いて予定変更をしたのだ。さぁ腹もいっぱいになったとこでウィニペグだ。
ブランドンから3時間半。映画に助けられ、無事ウィニペグに到着。空はすっかり暗くなり2日目の夜を迎える。ここでは荷物の乗せ変えがある。もちろんここで重要なのは自分の荷物の行き先の確認。どうやらここでオタワ行きとトロント行きのバスに分かれるらしい。ケベックのドレッド兄ちゃんともここでお別れである。30分後、バスの乗り換えも終わり、新たなバスと座席でいよいよトロントに向かう。座席は空いていて俺の横は誰もいないのだ。よし、今夜は始めてぐっすり寝れそうだ。
8月2日
朝7時55分。バスは予定通りサンダベイに到着。よく寝た。普通なら寝ればすっきりだが、やはりバス。体が痛かった。気づけばもうオンタリオ州に入っている。朝飯は牛乳、シリアル、バナナ。ん~ノラジョーンズの曲をかけたくなるメニューだ。睡眠も取れたせいか、なんだか落ち着いた食事だった。ここの町からは巨大な湖がず~~っと果てしなく東へ続いている。そしてそれが終わるときトロントへのカウントダウンが始まる。
天気は曇り、快調に飛ばすバスはこのまま昼飯の待つホワイトリバーへ。はっきり言ってこの湖は感動だ。なんといってもでかい!湖の南はもうアメリカ、ミネソタ州だ。それにしても場所のせいもあってよく霧がかかる。しかし徐々に気分は上がっていく。よく考えればもうトロントまで1日ない。
正午、そんな気分のまま到着したホワイトリバー。”A&W”!!カナダではちょっと高めのファーストフード店だ。やっとどこにでもあるメシにありつける。久々にハンバーガーがうまく感じた!こうなってくるとなんだか楽しくなってくる。バスに乗るとさっそく明日の予定の確認と、細かいプランを立てる。
こんな場所だがちょこちょこ乗り降りがある。すごいとこに住んでる人もいるもんだ。気分と同時に空も晴れて湖には夕日が映る。一人旅では、夕日さえ特別な感動を与えてくれる。3日目でやっと見せる太陽に俺は感動でいっぱいだった。
夕食はドーナツになったが、そんなことはどうでもよかった。頭の中では明日の自分を想像していた。そう、明日の予定は3時間のトロント観光と1泊2日のナイアガラ観光だからだ。
いよいよ明朝にはトロントである・・・・またそこではいろいろな問題が待っているのだった。

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