I'm lovin' U

Tuesday, August 30, 2005

第7話 i4鯛

Love Machine@ホテル
博多駅付近で唯一のラブホ。
そう、博多駅周辺は新宿のビル街のようにビジネス街なのだ。
そんなとこだからラブホは2件だけ。まぁ想像してた”博多”とは違った
部屋代は安かったが、それなりの部屋だった。
それはともかく俺の頭の中ではまだ状況が理解できなかった。
俺の思いが伝わったかどうかの不安とまだ続いている緊張。
うちらの関係を聞き出すにもタイミングがわからない。
彼女は風呂にお湯を貯めている。まだ7時くらいなのに早い・・・。
俺はかなりテンパっている。
まぁ今の頭を例えるならあと1ピースで完成のジグソーパズルがくずれた感じだ。
修正不可能、再起不能といったとこだろうか。
それを修正するとしたら相手の気持ちの確認しかない。
The Next Mission 「愛を確かめる。」
気がつけば俺たちはソファーと床という不思議な状態で話していた。
俺たちはTVを見て笑っている。嫌われたくない、いやもう嫌われてるのかも。
そんな思いが俺の目的を達成の邪魔をする・・・・。
俺はついにこの距離を縮めるために彼女をソファーの横呼ぶ。
少し恥ずかしがりながら横に来た。俺はそれをチャンスにいろいろ聞く。
キスの拒否はあまりに緊張していて、
その時に俺からのいきなりのアタックでびっくりしたそうだ。
その後も彼女の気持ちを聞いた後、俺はその日を振り返り反省する。
確かに進展しようとする焦りから空回りしていた。
冷静に相手の立場になって考えた。そして俺は決めた。
そして彼女に「ゆっくりでいいから近づいていこう。」と告げた。
俺の中で好きという気持ちが強すぎて焦りがあったけど、
ゆっくりでもいいじゃないか。
キスできずに終わってしまうかもしれないけど、
お互いこの先も別れずにいけるような気がした。
運命を感じるときはどこからかわからないが、
それが運命だということがわかる。
もちろん相手もそれに気がついている。
たぶんうちらの中で出会ってから、
自然にそういう気持ちが少しずつあったと思う。
今一番強い気持ちは彼女と一緒にいたい。それだけだった。
今日一日彼女も同じ緊張をしてきたのだ。
それでも俺に好きだと言ってくれた。
俺とはつりあわないと彼女を見てから思ったが、ここまでこれた。
そして彼女からの告白は今日一番うれしかった。
愛の確認は終わり、俺たちは今、正式にカップルになった。
そして彼女がシャワーに入る。
俺は見てもいないTVに目を向け頭では彼女を考えていた。
冷蔵庫から飲み物を取り、この新しい恋の成功に嬉しさを隠し切れなかった。
何故か今まで人を好きになった中で一番大きな気持ちだった。
こんなに人を愛しく思えるなんて。ドラマの世界にいる気分だ。
気がつくと彼女がシャワーから出てきた。
その姿に俺の心臓の回転数がメーターをふりきっていた。
かわいい・・・。彼女の姿にボーっとしないように、
俺もすぐにシャワーへ向かうことにした。
特別お湯が熱いわけでもないのに、俺はそんなに長く浴びてられなかった。
暑すぎて俺は10分くらいでシャワーを終えた。
その後は俺らはベットの上でまだ距離があるお互いの距離を縮めていった。
TVの音が現実という世界から出させてくれなかった。
しばらくしてTVを消し、うちらは向かい合う。
俺は彼女の優しい世界に包まれた。
時は止まり、唇から彼女の優しい世界へと移動する。
俺はずっとこの優しい世界にいたかった。ずっとこうしていたい。
こうして遥か彼方の存在だった俺たちは今、
長い旅路の疲れを癒しあったる。
この運命の人と出会うための長い旅路が終わり、
これから二人の新たな永遠の旅路が始まる。
今俺の胸は苦しいくらいの幸せと彼女への愛が詰まっている。
”彼女をずっと愛したい”
そう思い、俺は朝まで彼女を抱いたのだった。

Monday, August 29, 2005

第6話 4っ杯

告白@カラオケBOX
カラオケ店に向かう途中も彼女の優しさが伝わったが、新しい緊張がはしる。
歌広など博多駅の周りにはない。着いた所は自営業のようなカラオケ店。
地下にあって狭い雰囲気だ。部屋には星座の名前が付けられていた。
俺たちは同じふたご座だからふたご座を見たが、使用中だった。
歌声は外に聞こえやすく、しょぼいカラオケ店だったが俺は予定通り告白した。
中は広いが、なんだか古い感じだ。彼女が先だった。浜崎のNo way to sayだ。
普通にうまかった。俺はオレンジレンジの花でせめる。声と音程があわない。
緊張しすぎで全然音が合わないし、歌詞も間違えまくりでだめだめな出だし。
今は歌詞より横にいる彼女へのアタックする事で頭がいっぱいだった。
彼女はとんとん浜崎、グローブ、大塚愛などを余裕で歌ってる。
こっちはいっぱいいっぱいすぎて何を歌ったか覚えてないくらいだ。
そろそろいくか・・・。「この歌だけはちゃんと聞いて欲しい。」
そう彼女に伝えて俺は彼女への思いが一番近い歌を歌った。
その曲は「運命のヒト」EXILE。
聞いたときに夏子への思いとほとんど同じような歌詞だった。
彼女はその歌詞をどう受け止めたかはわからないが、
震える声で俺はこの日までの思いを歌でぶつける。
歌い終わると頭の中は真っ白だった。
「愛してるよ。」俺は夏子と目が合い、自分の中でGoサインがでた。
俺は彼女にキスをした・・・・・・といいたいとこだが拒否られた。
彼女もキスだというのに気がついて慌てて顔を隠す。
無理だった。そう、俺は失敗した。イーサンハントでも呼びたい気分だ。
次回作はKiss impossibleか?しかしやっちまった。
きまずいムード満点のこの部屋にバックグラウンドだけが流れる。
彼女は少し間を置いて曲を入れた。
そしてしばらくすると受付のおばさんが登場。
電話があるのにノック無しで「あと5分です。」これには二人ともびっくりだ。
再びうちらの間に笑いが入るようになった。
そして話し合った結果、このままホテルに向かうことに・・・。
彼女の口からラブホとビジネスホテルの2種類出てきた。
俺はへこんでいた。この恋はこのまま終わっていくのだろうか・・・。
夏子が「ラブホのほうが安いしいろいろそろってるよね。」
俺はそんなに金をかけられなかったからその言葉通りにした。
今の時点での二人の関係は何だろう?友達?カップル?
疑問があったが俺は彼女の手を握った。これといって拒否はなかった。
俺は彼女の心が読めなくなった・・・。
ラブホに行って何か期待するわけじゃない。
俺はただ彼女からの返事が欲しいだけだった。

疑問を抱きながらも俺は手を離さなかった。
そして周りは真っ暗になり、二人はホテルへ・・・。

Wednesday, August 24, 2005

第5話 馬9初

うちらはこの半年以上の時間を想像をふくらましながら、
電話とメール、そしてチャットを通じてお互いを知っていった、アブノーマルな関係。
しかし、会う前から俺は何か違う別なものを感じていた。
ただ今までにない恋をしているからでも、知らない地でデートしてるからでもない。
まずチャットで知り合ってからずっと言葉では言い表せない気持ちが俺の中にはあった。
そして今、その気持ちは膨れ上がっていく。
抑えきれない気持ちを抑えて俺たちは博多駅で喫茶店をさがした。
何分歩いたのだろう、俺らは地下にある小さな喫茶店に手をつなぎながら入った。
この何分かの間におきた変化は手をつないだこと。
俺はさりげなくすっと下を向き続ける彼女の手をつかんだ。
こうしてうちらは外見は正式カップルになれた。
喫茶店@博多駅
店内に入り、うちらはそれぞれ違う飲み物を飲み、
ほぐれていくお互いの緊張からか話が盛り上がる。
ガイドマップで次に行く場所を決めた。
そこは大きなモールで博多の観光地?になっているキャナルシティー。
次の場所も決まってうちらは喫茶店を出る。
俺らはタクシー乗り場に向かい、そこからキャナルシティーに向かう。
緊張が少し取れた分、俺は彼女の優しさを感じることができるようになっていた。
俺を気遣ってくれる彼女の優しさは最高の時を感じさせてくれた。
デート'nキャナルシティー
タクシーはすぐにキャナルに到着。そこでの目的は特になかった。
あれこれ買ったりするようなリッチなデートを出来ないのはお互い理解していた。
ただたんに店を周ったり、二人でレースゲームをしたり、それだけでよかった。
今は何をしててもそこには彼女がいて、それだけで周りの世界が飾りに見えてくる。
きっと真の恋愛はこういうことなんだろう。俺はもう時の流れを感じなくなっていた。
昼飯の時間などとっくに忘れていた。彼女に言われて初めて気がつく時間の経過。
「お昼にしない?」もう2時は過ぎていただろうか。俺らはレストラン街に向かった。
時の速さがこんなに早いとは・・・。
昼食@ポムの樹。
この店を選んだ理由も良くわからない。
頭の中でここはないだろう~ってレストランを消していった結果がここ。
オムライスはうまかった。一緒に食べた相手が良かったのも影響している。
よく考えればこんな風にデートするのは久しぶりで、
この楽しい時間が永遠になればと考えた。
彼女の世界に包まれてる時間は1/2の速さで、
夢から現実の世界に戻ったとき、時は2倍進んでいた。
昼食を終えて時間を見るとあっという間に3時過ぎだった・・・。
うちらは少しモールをぶらついた後、駅に戻り、カラオケボックスへと向かう。
キャナルシティーでは何も買っていないがこれから先、
彼女と過ごした場所として思い出の場所になることは間違いないだろう。
俺たちは駅で最寄のカラオケBOXの場所を聞いて向かうことに。
緊張はほぐれたが、いきなり初日から彼女の前で歌えるのだろうか・・・。
日が落ち始めるこの博多にはせみの鳴き声が響き渡る・・・。
このデートにはあまり時間がない!
そう、この時が来た!正式な彼氏になるための告白。今回のもっとも重要な課題だ。
これをしなければ何をしにきたのかわからない。
今まで会えなくて向かい合って言えなかった自分の思いを歌と一緒に伝える・・・。
今、カラオケ店で告ります・・・。

Sunday, August 21, 2005

第4話 9接近

機内サービスはもうどうでも良かった。何をもらったかあまり覚えてない。
わくわくしてるのか、ドキドキしてるのかわからないが、落ち着かなかった。
実際この恋は今日この日から始まるようなものだ。偽りの恋でなければ・・・・。
ここまで来てだが、頭の中に不安ウィルスが発生した。
気がつくと福岡空港に着陸していた。ドタキャンはきつい!とか考えながら到着後メール送信!
Re:今ちょうど家を出るよ。待っててね
しっかり返信がきたからとりあえず安心。待ち合わせまで2時間ほどあった。
まずは地下鉄で待ち合わせの博多駅に向かった。
すべてうまく行っているのはいいことだが、ミスが無いほど怖いことはない。
戦闘前の朝飯。これはかなり重要だった・・・・・はずだが、朝マックはまずかった!
味が無い、うまくない、食いきれない。緊張しすぎか、今日一日の予定を頭で組む。
ガイドブックはしっかり持参していたから、地図には困らない。
精神と時の部屋のように時間がちっとも進まない。
仕方なくメシを終えていよいよ地上、博多駅に飛び出した。
出口は2箇所、どっちから来るかわからない。メールで聞くことにした・・・。
ん・・・30分返信は無かった。やばい、俺の中で人生最大級のあせりと不安が俺を襲う。
時計は約束の10時10分前だ・・・。まさか・・・。俺の頭は悪い方にばかりに考える。
彼女の身の心配と不安・・・そして時間になっても電話はならない。
通話にも出ない。もうかれこれ40分経った。
2箇所の出口を何往復したか・・・。焦る!かなり汗った!
俺の中で諦めモード89%くらいできてた。
はぁ~だめか?・・・と駅の真ん中でぶるった。メールじゃなく着信だった。
(^o^/)「着いたよ~」一気に愛モード全開!って感じで喜んだ。
どうやら渋滞に巻き込まれたらしい。携帯はバックの中。出れなかったらしい。
まぁそれより今は再び襲う緊張でやばかった。どうやら俺がいる場所の逆。
そして赤十字の献血車の前にいるらしい。シャメの顔を思い出して探した。
いない・・・。お互い電話先で「どこだ?」と探してるのだがなかなか見つからない。
とりあえず一回通話をきった。と、そのとき一人の女性と目が合った。
あっ、あのこだ。俺はそう思ったが相手は気づいてない。
俺は一瞬だったがそれでも確信した。 まちがいない!
きょどってる彼女を追いかけた。心臓が爆発しそうなのを抑えて声をかけた。
「夏子?」俺が始めて声をかけた瞬間で、名前を呼んだ瞬間だった。
そう、その女性は彼女だった。夏子、これが彼女の名前だ。
夏子は会う前から言っていたが相当な恥ずかしがりやらしい。
確かに顔を上げてくれない。俺が覗き込むともっと下を向いてしまう。
「とりあえずお茶しようか?」がちがちに固まった俺からはこんなせりふしか言えなかった。
何千キロも離れた国境を越えた出会いと半年以上の長い日々の超遠距離恋愛。
その長く遠かった二人の距離は今0になった。
お互いを信じて生まれたこの恋、ぼんやりしていた恋が現実によって確かな恋になった。
こうしてアブノーマルな関係の二人の1泊2日の初(アブノーマル)デートが始まった・・・。

Wednesday, August 17, 2005

第3話 愛タイ

就職活動は厳しかった。まず自分の道がまだ定まっていなかったから余計大変だった。
そして帰国後に彼女に会おうと思っていたが、彼女側が忙しくてなかなか会えなかった。
お互い会いたくて仕方なかった。現実は厳しく、結局会う日だけが延びていった。
彼女は沖縄から引っ越して、仕事を探したが彼女もまた安定しない生活が続いた。
それでもうちらはお互い気遣いながら別々な毎日を過ごした。
電話の回数も増えた。毎回電話で笑いあったり真剣な話をしたり、その時間が毎日楽しかった。
結局いろんな職種を周ったが、自分に当てはまるような仕事が無かった。
そのとき改めて就職の難しさを知ったのだった。
働けば金は入る、しかし一生その仕事でやっていけるかを考えるとそれは無理だった・・・・

もう帰国して3ヶ月くらいになるだろう、俺はまだ就職活動中だった。
そんな時にカナダで知り合った友達から祭りへの誘いが・・・。
どうやら外国人を連れてくるようだ。さすがに2:1で遊ぶのは気まずい。
そこで俺も友達を一人連れていくことにした。Y神社の祭りだ。
かなり久しぶりの祭りで楽しかった。自分の英語力が落ちていたのがわかった。
俺と友達はその後途中の駅で降りて飲むことにした。また悪い癖が出て酔い始めた。
ビールは結構くる。というより俺は酒に全然慣れない体質らしい・・。
友達の恋愛の進展などで盛り上がった。気が付くと話題は俺の恋の話に・・・。
よく覚えてないが、”お前はビビッテル!”の言葉がむかついたことだけ鮮明に覚えていた。
一番言われたくないやつからのその一言はまさに北斗百烈拳以上だった。
そしてそのとき俺は金を貯めて絶対に彼女に会いに行くと決心をした。

俺の中にある会いたい気持ちは爆発しそうで、その気持ちを抑えながらのバイトだった。
バイトは楽しかった。目標がそこにはあって、何もためらいは無かった。
思っていたより金がたまっていく。一日14時間働いたこともあった。
それは彼女に会いたいという気持ちだけでそれ以外は必要なかった。
7月25日。彼女の名前の日に初デートすることを彼女に告げた。
航空券の予約など、徐々にあう日が近づいてくる。彼女の待つ福岡(博多)へ。
台風も予定では25日に福岡に直撃だったが奇跡的にそれて行った。
デート前夜はほぼ寝れず、2時間だけの睡眠時間での出発になった。
7月25日朝7時。俺を乗せた飛行機は福岡に飛んだ。
今、会いにゆきます・・・

第2話 恋レボ

その新しい恋の展開は加速し続けた。うちらのデートはネットの中から外へ行こうとしていた。
便利な社会で沖縄とカナダという遠距離でもネットならリアルタイムで話せるのだ。
チャットからメールでのやり取りも加わっていく中でさらに電話での会話が始まった。
うちらはお互い本当の顔も知らないままだが、
会うということ意外は普通のカップルのようだった。
メール、チャット、そして電話でお互いの愛を確認しあっていた。
ブログだけでは表現できない運命がそこにはあった。
話すたびに伝わる何か前世からずっと知っているようなこの気持ち。
生まれて初めて本気で愛していこうと思った。まだ会っていないのに何故か迷いはない。
日本に帰国した冬、俺は父の故郷である鹿児島に帰った。そう、うちらは目と鼻の先の距離にいた。
もちろん会えなかったし、実際そんな近いものでもない
だが何千キロと離れてたうちらの距離はこのとき最短になった。
電話のの声がやけに近く感じる。すぐそこにいるかような。相手も同じように感じていた。
その後東京に戻りカナダへと戻ったが、関係は更に進展し、離れられない関係になってきた。
残された課題は会うだけ。それでうちらは完全なカップルになる。カップル以上のものかもしれない。
いろいろ家庭のこともあり、カナダの留学も5月で終わりになることになった。
カナダ最終日は俺の親友たちに送られての最高の帰国になった。(かなり記憶無いけど)
帰国の飛行機でかすかに残った記憶から前夜から今を思い出す。俺は機内で泣いた。
こんな風に最高と呼べる友達を作れたカナダ生活。この3年間の思い出は一生忘れない。

いよいよ日本で就職活動が始まる。そしてその恋も・・・