I'm lovin' U

Sunday, August 21, 2005

第4話 9接近

機内サービスはもうどうでも良かった。何をもらったかあまり覚えてない。
わくわくしてるのか、ドキドキしてるのかわからないが、落ち着かなかった。
実際この恋は今日この日から始まるようなものだ。偽りの恋でなければ・・・・。
ここまで来てだが、頭の中に不安ウィルスが発生した。
気がつくと福岡空港に着陸していた。ドタキャンはきつい!とか考えながら到着後メール送信!
Re:今ちょうど家を出るよ。待っててね
しっかり返信がきたからとりあえず安心。待ち合わせまで2時間ほどあった。
まずは地下鉄で待ち合わせの博多駅に向かった。
すべてうまく行っているのはいいことだが、ミスが無いほど怖いことはない。
戦闘前の朝飯。これはかなり重要だった・・・・・はずだが、朝マックはまずかった!
味が無い、うまくない、食いきれない。緊張しすぎか、今日一日の予定を頭で組む。
ガイドブックはしっかり持参していたから、地図には困らない。
精神と時の部屋のように時間がちっとも進まない。
仕方なくメシを終えていよいよ地上、博多駅に飛び出した。
出口は2箇所、どっちから来るかわからない。メールで聞くことにした・・・。
ん・・・30分返信は無かった。やばい、俺の中で人生最大級のあせりと不安が俺を襲う。
時計は約束の10時10分前だ・・・。まさか・・・。俺の頭は悪い方にばかりに考える。
彼女の身の心配と不安・・・そして時間になっても電話はならない。
通話にも出ない。もうかれこれ40分経った。
2箇所の出口を何往復したか・・・。焦る!かなり汗った!
俺の中で諦めモード89%くらいできてた。
はぁ~だめか?・・・と駅の真ん中でぶるった。メールじゃなく着信だった。
(^o^/)「着いたよ~」一気に愛モード全開!って感じで喜んだ。
どうやら渋滞に巻き込まれたらしい。携帯はバックの中。出れなかったらしい。
まぁそれより今は再び襲う緊張でやばかった。どうやら俺がいる場所の逆。
そして赤十字の献血車の前にいるらしい。シャメの顔を思い出して探した。
いない・・・。お互い電話先で「どこだ?」と探してるのだがなかなか見つからない。
とりあえず一回通話をきった。と、そのとき一人の女性と目が合った。
あっ、あのこだ。俺はそう思ったが相手は気づいてない。
俺は一瞬だったがそれでも確信した。 まちがいない!
きょどってる彼女を追いかけた。心臓が爆発しそうなのを抑えて声をかけた。
「夏子?」俺が始めて声をかけた瞬間で、名前を呼んだ瞬間だった。
そう、その女性は彼女だった。夏子、これが彼女の名前だ。
夏子は会う前から言っていたが相当な恥ずかしがりやらしい。
確かに顔を上げてくれない。俺が覗き込むともっと下を向いてしまう。
「とりあえずお茶しようか?」がちがちに固まった俺からはこんなせりふしか言えなかった。
何千キロも離れた国境を越えた出会いと半年以上の長い日々の超遠距離恋愛。
その長く遠かった二人の距離は今0になった。
お互いを信じて生まれたこの恋、ぼんやりしていた恋が現実によって確かな恋になった。
こうしてアブノーマルな関係の二人の1泊2日の初(アブノーマル)デートが始まった・・・。

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